何回か記事を書いてきましたが、ようやく自分の作品を紹介する事が出来ました。あまり完成度は良くなく自信もありませんが、一生懸命描いたつもりです。
制作工程も踏まえて、紹介していきます。
今回は、予想より時間が掛かり過ぎましたのでペン入れまでとさせていただきます。
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棒人間からキャラクターを作る
マンガやアニメのキャラクターの構造は、落書きや単純なイラスト、つまり小学生の落書きに美術の技法を組み合わせてディティールを際立たせます。
そこで今回は、棒人間からキャラクターが出来るまでを2回に分けて、1回目を棒人間、ネーム、ペン入れ、そして2回目にいろ塗りと背景として描いていきたいと思います。
実は綺麗な絵を描くのはそんなに難しい事ではない?
プロの方が描くマンガやイラストを見るたびに「すごいなぁ~」や「こんな風に絵が描けたらいいなぁ」などと思ったことがあるかと思います(私もその一人です)。
実は、これは手品みたいなもので種が分かればそんなに難しくなく、ある程度なら誰でも描く事は可能です。
これは知識や技術の分類に当たり、例え苦手分野でも、努力と検証と修正とを継続し続ければ9割以上の確率で上達し身に付きます。
分かりやすく言えば、漢字ドリルや計算ドリルをやり続けるのと同じ事です。
※あくまでも、私の想定よりかは難しくないと言う意味です。
※最も絵で難しいのは独自の画風構築だと思います。例えば、作品を見ただけで○○先生の作品だと分かるなどです(私はまだ迷走中)。
実際に描いてみる
※バージョンによって画面が異なる場合があります。
クリップスタジオペイントを使用して描いていきます。
まずは、頭の中で描きたいキャラクターを思い描きます。
用紙設定
まずは用紙設定をします。
画面右上の「ファイル」タブ→「新規作成」を選択します。
この用紙設定で描いていきたいと思います。
レイヤーについて
次に、レイヤーを選択します。
クリップスタジオには、ラスターレイヤーとベクターレイヤーの2種類があります。
ベクターレイヤーは図形など線を描くのに適し、ラスターレイヤーはペイントなどの色を塗ることに適しています。
クリップスタジオペイントでは、ベクターレイヤーとラスターレイヤーをうまく活用して、絵を描いていきます。
※今回は、ペン入れまでですのでベクターレイヤーのみの使用となります。
「レイヤー」タブ→「新規レイヤー」→ 「ラスターレイヤー」か「ベクターレイヤー」で選択します。
他にも
をクリックすることでも選択可能です。
骨組みの棒人間を描く
頭の中のイメージを棒人間で再現します。
棒人間以外でもラフ画でもOKです。
棒人間の線を青に
ネームを作る前段階として、前に描いた棒人間をレイヤーカラーで青に変換してネームを描きやすくします。
変更後の画像
この棒人間を元に、ネームを描いていきます。
赤丸の部分のスライダーでレイヤーの透過性を調整していきます。
ネーム制作
鉛筆ツールを使って実際に描いていきます。
設定は「濃い鉛筆」ブラシサイズは6.0pxで描いていきます(設定は自分の好みでかまいません)。
ネーム描いた画像
棒人間とネームがかなりズレていますが、形が崩れていないのでOKです。
※まだ仮描きなので、大体で描いていますが、体と頭、手足の大きさの比率を注視しています。
ネームの整形
ここから、細かい部分の形を整えていきます。
※この部分でかなりの時間が掛かりますが、デッサン力やクロッキーの経験がある方と無い方で結果が顕著に現れてきます。
ネームの完成
テキストや資料を見ながら、衣服や髪型などを描いていきます。
絵が上達するコツは、見て、描いて、修正を繰り返すことです。
描けない場合もあきらめずに、描けるまで何十、何百と見て、描いて、修正を繰り返します。
精神論の様ですが、描けないからと避けてしまってはいつまで経っても描けないからです。
どうしても描けない場合は、その絵をトレースして頭と体に覚えこませます。
※トレースした絵は、あくまでも見本です。それを見て一から模写して描いていきます。
ペン入れ
ネームが完成したら、次はペン入れに移ります。
ペン入れの前後には、最低1回以上プリントアウトして、紙でペンの太さや描き具合などを確認します。
プリントアウトした絵に、鉛筆で足りない線を追加したり、削除する部分を修正したりします。
ペン入れには、「Gペン」でブラシサイズは6.0pxに設定して描いています。
思っていたより線が太かったり、細かったりした場合「線幅修正」を使って正しい線の太さに修正していきます。
ペン入れ終了
う~ん?色を塗っていないせいか線が細く薄く感じます。
元の絵は、正常なのでこのままにしておきます。
※データ容量の関係上、画質を落として表示しています。
今回使用した道具
ここに、今回使用した道具を紹介します。
クリップスタジオペイント
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使用したペンタブレット
Wacom intuos Pro Mサイズ(旧型)
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まとめ
今回は、想像していたよりもかなり時間が掛かってしまったため、ペン入れまでになってしまいました。
そして、自作の絵を見て相変わらずヘタだなと常々痛感します。
物事って、思い通りに行かないものですね。
反省点としては、髪型や衣服等設定に時間が掛かってしまいましたので、棒人間とネームの間にラフ画を挿入すればよかったと後悔しています。
あと何時になるか分かりませんが、次回にペン入れ~ペイント~完成を予定しています。
ご閲覧していただきありがとうございました。
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