買ってみたものの数年間ホコリを被っていたデスクトップPC。
あることがキッカケでPCの性能を強化するためにパソコン部品を購入して交換や設置していきましたが、初心者アルアルのミスを連発!
今回は、PCを性能強化させ た理由や私を含め初心者にありがちなPC部品購入などのミスなどをふまえ、私の失敗が何かの役にたてればいいかなと思います。
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初めてのPC改造?計画
※部品購入時期は、去年の冬から年末あたりですので、新型コロナ公表以前になります(ずいぶん前だなぁ)。
今までクリップスタジオ用PCやスペックなどを紹介してきましたが、今回初めての大規模なPC改造をしていきます。
PCの組み立て自体は会社などで経験していましたが、部品などはあらかじめ用意されている状態でした。
部品選びやグラフィックボードの取り付けなどは初めての挑戦になります。
偉そうな事を言っていた天罰なのか、理屈と実践は全然ちがうことをまざまざと知らされました。
さまざなヘマをやらかすので楽しみにしてください。
PC改造プラン
まずはどういう形にしていくかいろいろと検討していきます。
闇雲に行動しても、無駄な買い物などをしてしまいます。
その前に、なぜPCを改造することになったのかその理由を説明していきます。
PCを改造することになった理由
今回、PCを改造するキッカケになったのは、3DCG作成ソフト「blender」に興味があり、それを動かすためにはGPU(グラフィックボード)が必須であり、それを装備したPCが一台も無かったからでした。
新規も検討しましたが、安くても7~10万円ぐらいと資金不足で購入することが出来ません。
そこで、タンスの肥やしになっていた「NEC mate」に白羽の矢が立てられました。
上記で最もらしい理由を言ってますが、ただPCを改造してみたかっただけです(上記の理由も本当で優先順位の違いです)。
※blender(ブレンダー)を使って、家やアイテムなどの大道具や小道具などを制作してクリップスタジオペイントに実装させる計画をしています。
パソコンのかたち
はじめは、新規購入案もふくめ大まかに4つの案がありました。
- 新規購入ノートPC
- 新規購入デスクトップPC
- ミドルタワーへの改造
- 中身のみの改造
いざ実行へ
ここからは、実際にプラン、部品選び、購入、組み立て等を行っていきます。
NEC mateのスペック
PCスペック(改造前)
NEC mate_ML-H(スリムタワー)
- CPU : corei3-4130
- マザーボード : IH81M
- メモリー : DDR3-12800U 4GB x 1
- ストレージ : sundisk製HDD 500GB
- ドライブ : DVDマルチドライブ
- 電源 : メーカー不明 240W電源
Excel、Wordを使用するには、申し分ない性能ですけど、3CGソフトを扱うには力不足なのがわかります。
課題としては、「CPUの性能不足」、「グラフィックボード非搭載」、「メモリーの不足」、「電源のパワー不足」の4つが上げられます。
ここからは、不足している部分をクリアしていき、「blender」が支障なく動作する性能まで高めていく必要があります。
パーツ購入
PCスペック(計画案)
ミドルタワー型デスクトップPC
- CPU : corei7-4770
- マザーボード : IH81M
- メモリー : DDR3-12800 8GB x 2
- グラフィックボード : GTX-1050ti
- ストレージ : sundisk製HDD 500GB
- ドライブ : DVDマルチドライブ
- 電源 : 700W ATX電源
一様プランもまとまった?ので、いざ購入していきます。
中古PCやPC部品専門店が集中している日本橋のオタロード辺りに行ってきました。
価格はパソコン工房の方が若干安かったのですが、店内の内装や商品の陳列、商品の買いやすさで今回は、ドスパラで購入しました。
まず、手始めにCPU(core i7-4770k)とグラフィックボード(GTX-1550ti)と700W ATX電源を購入しました。
core i7-4770を購入するつもりでしたが、”k”(オーバークロック)の誘惑に負けてしまったのはもちろん秘密です。
- 購入金額
- core i7-4770k : 15,290円(税込み)
- GTX-1050ti 4G : 13,800円(税込み)
- 700W ATX電源 : 7,970円(税込み)
- 合計金額 : 37,060円(税込み)
組み立て
約4万円と費用はかさんだけど、早速組み立てて行きましょう。
ハスウェル最弱から最強へ
※以前、ハスウェルなどのCPUの名称をチップセットと紹介していたようですが、それは間違いで詳しくは開発コード名になります。チップセットはCPUではなくマザーボードの方に搭載されています。チップセットの名称は、Z97、H87などになります。
マザーボードの商品名にも使用されていますので、わかりやすいかと思います。
まずは、CPUから交換していきます。
今付いているcorei3-4130からcore i7-4770kへCPUを交換していきます。
同じハスウェルなので、大丈夫だと思いますがドキドキ♥♥しました。
セッティングして、PCを起動させ、BIOSで確認、ちゃんと実装されていました。
i7-4770kを設置しましたが、「Intel入ってるシール」はそのままi3のを使用しています(シール売ってないから)。
「よし!この調子で」と思ったのもここまで、ここからは悪夢との戦いとなります。
電源の設置
次に700WのATX電源を、取り付けていきます。
まだ、ATX用のPCケースを購入していないので、あくまで取り付けと動作確認です。
しかし、ここで問題が発生します。
ATX端子は通常、20/24ピンなのですが、このmeteのマザーボードは14ピンなので取り付け不可です。
「なんで14ピン?」と思いつつ、調べてみるとIH81Mはかなり特殊なマザーボードだとわかりました。
20/24ピン→14ピン変換ケーブルも検討しましたが、省電力マザーなので700Wが宝の持ち腐れになるのは明白で断念しました。
選択肢としては、マザーボードを交換するか、今付いている電源やマザーボードをそのまま流用するかの二択になります。
グラフィックボード購入ミス
※あまりのショックでGTX-1050tiの写真撮るの忘れてました。
次は、購入したGTX-1050tiのグラフィックボードで、問題が発生しました。
グラフィックボードが大きすぎて、PCケースに収まりません。
原因は「シングルファンかっこいいよね」とPCの大きさを考慮せずデザイン重視で購入したことです
結局は初歩的なミスです。
「考えているようで考えてない」それが私です。
mateはスリムPCの分類に入りますので、本来なら「ロープログラムロープロファイル」仕様のグラフィックボードを購入しなければなりませんでした。
このままではいけないので、代案を考えなければならなくなりました。
3つの代案
- 一回り大きいミドルタワーケースを購入する
- PCケースを廃して、裸PCで使用してする
- 新たに
ロープログラムロープロファイル使用のグラフィックボードを購入する
計3つの案で考えていきます。
スペックの変更
PCスペック(計画案2)
当初の計画に修正を加え、マザーボードを交換するプランを計画しました。
ミドルタワー型デスクトップPC
- CPU : corei7-4770K
- マザーボード : IH81M → ASUS製Z97-PRO
- メモリー : DDR3-12800 8GB x 2
- グラフィックボード : GTX-1050ti
- ストレージ : sundisk製HDD 500GB
- ドライブ : DVDマルチドライブ
- 電源 : 700W ATX電源
このプランでは、マザーボードをASUSのZ97-PROへ変更しようかと思いました。
これなら、新しく買った700W電源も充分に活用できます。
このZ97-PROは、オーバークロック用のマザーボードでおまけにM.2端子もついています。
えっ、M.2ぅぅぅ!!!!
これはほしい……しかし現実はそれをゆるしませんでした(無念)。
計画案2の廃案理由
- 置くスペースがない
- 部屋が狭くしかも物であふれ、置くスペースを残念ながら確保出来ませんでした。
- あと、ケース無しの裸PCも考えましたが、部屋が物であふれているので、落下した物が部品に当たったり、ホコリでショートする心配がありましたのでボツとなりました。
- Z97-PROの入手困難
- Z97-PROは、新規での製造は終了しており、中古市場にのみ流通しています。
- しかも人気がありほとんどが完売状態になっております。
- 新規にOSを購入
- マザーボードを交換となると、さすがにwindows(mate付属)が使用できず、新規に購入しなければなりません。
それに加え追加購入をしすぎると、新品のミドルPCを買った方が安くすむことになり、やむを得ず断念いたしました。
ロマンより現実
新規グラボ購入
GTX-1050tiをもしかしたら使うかもと思い、保管しておこうかと思ったのですが、すぐに値崩れするのでロープロ仕様のグラボ購入資金に当てることに決めました。
当初、購入した店舗で売却しようと考えていましたが、恥ずかしいので別店舗で売却することにしました。
- 売却金額
- GTX-1050ti 4G : 6,000円(税込み)
- 購入金額
- GTX-1650 4G : 18,980円(税込み)
ちょっとくやしかったので、値段は張りますが1050tiのワンランク上の1650を購入しました。
メモリーの購入
メモリーも4GBでは、容量不足なのでDDR3-12800U 4GB x 1からDDR3-12800 8GB x 1へ増加させました。
DDR3-12800Uの”U”は「何ぞや?」と思い調べた結果、省電力型だと判明しました。
「えっ、もしかして”U”じゃないとダメなの!?」とビビリましたが、通常版と互換性があるようで一安心しました。
そのあと、DDR3-12800 8GBを取り付けて何も異常がありませんでした(よかったぁ)。
購入金額
DDR3-12800 8GB(中古) : 3,830円(税込み)
店員さんが薦めてくれたcorsair(コルセア)製のDDR3-12800 8GBのメモリーになります。
すごくゴツい構造をしてます。ちなみに、黒い部分はヒートシンク(冷却板)になります。
「32GB(4 x 8GB)」と書かれているので、4枚一組で売られていたのかそれとも、サーバーかモンスターPCから抜き取ったものかはわかりません。
店員さんが、経緯を説明してたような気がしますが忘れてしまいました(テヘッ☆)。
※8GBなのは、グラボミスの影響で8GB x 2にできませんでした。
結果的には、外装は変わらずロマンより現実重視の結果になりました。
PCスペック(妥協最終版)
NEC mate_ML-H(スリムタワー)
- CPU : corei7-4770K
- マザーボード : IH81M
- メモリー : DDR3-12800 8GB x 1
- グラフィックボード : GTX-1650
- ストレージ : sundisk製HDD 500GB
- ドライブ : DVDマルチドライブ
- 電源 : メーカー不明 240W電源
唯一、理想案より妥協案が上回って居るのは、グラフィックボードぐらいです。
corei7-4770KのCPUを買いましたが、結局”K(オーバークロック)”なしのcorei7-4770で充分でした。
オーバークロックをしたいと欲を出したが、資金不足で断念。
しかもIH81Mでは電力不足で、オーバークロック不可です。
結局、理想案を断念した最大の理由は、コスト増になるからです。
改造前と改造後の比較
元のスペック
- CPU : corei3-4130
- マザーボード : IH81M
- メモリー : DDR3-12800S 4GB x 1
- ストレージ : sundisk製HDD 500GB
- ドライブ : DVDマルチドライブ
- 電源 : メーカー不明 240W電源
改造後のスペック
- CPU : corei7-4770K
- マザーボード : IH81M
- メモリー : DDR3-12800 8GB x 1
- グラフィックボード : GTX-1650
- ストレージ : sundisk製HDD 500GB
- ドライブ : DVDマルチドライブ
- 電源 : メーカー不明 240W電源
結果的に、中身だけの改造になりましたが、i3→i7、グラフィックボードの追加とメモリーの容量アップでかなりパワーアップしたかと思います。
でも、電力が低いのでMAX120%はおろかMAX100%も出せないのは確実で、MAX80%出せればいい方かと思います。
当初メモリーは、8GBx2の16GBにする計画でしたが、グラボ購入ミスでコストが重み購入が出来なくなりました。
反省点
今回、色々とヘマをやらかしましたので反省まとめてみます。
- 誘惑に惑わされない
- オーバークロックやM.2などの誘惑に惑わされない様に気をつけましょう。
- グラフィックボードは様々な大きさがある
- PCの形状を調べて、どの大きさだと装備できるか確認をしてから購入するようにしましょう。
ロープログラムロープロファイル(縦)以外にも冷却ファンの数(横)でも大きさが違ってきます。- 今回私がやったミスは、素人の初歩的なミスだそうです。私は素人です。
- PC電源を購入する際は、事前にマザーボードを確認する
- 電源端子は全て20/24だと思っていましたので、まさか14ピンがあるなんて想像をしてませんでした。
以上、主に3つの反省点が上げられます
しかし、この3つの反省点はすべて共通していて、それは計画の見積もりの甘さが原因となっております。
今後、この反省を教訓に活かして行きたいと思います。
……と言いたい所なんですけど、みなさんも「オーバークロック」や「M.2」などのキーワードを聞くと、葛藤しながらも目を輝かせて飛び付きますもんねぇ……
と言うことで……
すいません!無理です!
まとめ
いかがだったでしょうか。
はじめは、大々的にパワーアップさせようかと思ったのですが、結局マイナーチェンジ的な感じになってしまいました。
今回購入した部品
- Intel core i7-4770K(CPU) : 15,290円(税込み)
- Thermaltake PS-TPD-0700NHFAGJ(ATX電源700W 80+GOLD): 7,970円(税込み)
- ASUS PH-GTX1050ti 4G(グラフィックボード) : 13,800円(税込み)
- ASUS PH-GTX1050ti 4G(グラフィックボード) : -6,000円(売却)
- MSI Geforce GTX1650 4G(ロープロタイプグラボ) : 18,980円(税込み)
- PC3-12800 8GB(中古メモリー) : 3,830円(税込み)
- I/ODATA USB-BT40LE(Buletooth4.0USBアダプタ) : 1,800円(税込み)
- 合計 : 55,670円(税込み)
「55,670円……、思ったよりコスト掛かってるなぁ」
でも、ギリギリ新品PCよりか安く抑えることは出来てるかなと思います。
ドライバーインストールやベンチマークの紹介もしたかったのですが、思ったより文章が長くなってしまったので、次回(何年後?)に回させていただきます。
あと、懐が少し温まったのでメモリーを増設しようかと思ったのですが、あの緊急事態宣言で買いに行くことができなくなりました。
今現在、緊急事態宣言は解除されましたが、油断はできません(病気にかかりたくはないので……)。
早く完全に終息してほしいです。
「早く自由に行動したーーーい!!!」安中であります。
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