今では、PCを持ち歩くにはPCバッグを購入するのが常識となっております。
クリップスタジオなどのグラフィックソフトが使用可能なノートPCは、ハイエンドなのでかなりの重量になります。
そこで、クリップスタジオのみならず、PCバッグの種類と特徴や機能、そして2kgを超える重量級のノートPCに合ったPCバッグの紹介をしていきたいと思います。
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PCは資産!資産を守るためのPCバッグ
様々な理由で、PCを持ち運びたいと思っていると思います。しかし、そのまま持ち運ぶとなるとキズ、落下、衝撃など故障するリスクが高くなってきます。
PCは、どんなに安くても3万円はします(中古PCは別として)。
クリップスタジオを動かせるPCとなると、ハイエンドタイプなので安く見積もっても10万円以上はします。
あなたにとってのPCは、マイカーと同じ資産になります。
そこで、その資産を守るためのPCバッグをご紹介していきたいと思います。
PC運搬に一般のバッグがおすすめ出来ない理由
一般のバッグでのPCを運搬するのは、あまりおすすめ出来ません。
一般のバッグは、PCを入れる事を想定していませんので、バッグ自体の耐久性等問題が発生します。
WEBノートやタブレットなど500g程度ならインナー型のPCカバーで被えば事足りますが、クリップスタジオを使用するPCはハイエンドノートですので、重量は2kgを超えます。
PCの自重で、持ち運びにくくバッグ本体にかなりのウエイトがかかり破損する恐れもありますので、PCの運搬にはPCの持ち運びを考慮したPCバッグがおすすめとなります。
PCの自重が重ければ重いほど、壊れやすい
物理の法則で、重力加速度は聞いた事があるかと思います。重ければ重いほど物は加速し衝撃も強くなります。
PCも同じで、自重が重ければ重いほど落下したときの衝撃が大きくなり故障のリスクは高まります。
500gと2kgとでは、壊れやすさが違ってきます。
あと、体積によっても壊れやすさが違ってきます。
体積の場合は(PCの大きさ)、重さとは反比例して大きければ大きいほど壊れにくくなります。
スマートフォンが落下で破損するのは、重量が重く体積が小さい耐衝撃設計ではないので、簡単にディスプレイが割れたりします。
PCで一番衝撃に強いとされているのが、PanasonicのLet’s noteです。
Let’s noteのイメージ
衝撃に強い理由として、自重が軽く、体積が大きい構造にあります。
Ultrabook並の軽さなのに、厚みがノートPCほどあります。
その厚み分空間があり、その空間が衝撃を逃がす構造になっています(さすがにキズまでは防げませんが……)。
全てのPCがLet’s noteの様にタブではありませんので、守る必要があります。
そのためのPCバッグであります(Let’s noteでもPCバッグは使っています)。
PCバッグの特徴
PCバッグは、バッグにPCを入れる事を想定して作られていますので、PCを入れる専用スペースがあります。
種類も様々で値段も数千円~数万円と幅が広く、PCを直接衝撃から守るインナー型とPCを収納するアウター型の2種類があります。
カジュアルからビジネスに特化した物まで様々です。
PCバッグは、ノートPCの大きさや重さによってどの種類のバッグを購入するかが決まってきます。
※WEBノートやタブレットのような軽くて小さいPCでもインナー型は必須になります。
最低限この機能だけは必要
PCバッグを選ぶ上でこれだけは最低でも必要な機能をピックアップしていきます。
- 耐久性
- 積載容量
- 軽量
- 防水性
耐久性
PCバッグ本体の耐久性になります。
いい物を長く使うためと、底やひもが切れてPCの落下を防ぐ意味合いも兼ねています。
積載容量
どんなバッグでも、色々なものが積めるのがいいです。
余分にバッグを購入する必要がありませんし、持ち歩くとき不便になります。
私の場合はPC本体意外にも、アダプターやマウス、ペンタブ、テキストや筆記用具等を入れています。
軽量
耐久性と積載容量とは矛盾するかも知れませんが、なるべく軽い事にこしたことはないかと思います。
防水性
PCは水が天敵なので、防水対策は必須となります。
雨はいつ何時降るかわかりません。例え降水確率0%でも雨が降る場合があります。
それに傘程度では、横風等が原因でバッグは必ず濡れてしまいます。
しかも、バッグがずぶ濡れになった後手入れを怠ると、中がカビ臭くなります。
バッグをゴミ袋等でかぶせて防水したとしても、バッグの持つ部分が袋の中に入っているので(穴を開けるとそこから水が入ってきます)、バッグを抱える形になります。
重いPCの入ったバッグを抱きかかえて傘を差すのは、想像するだけで疲れます。
主に3つの方法で防水対策をする必要があります。
- 専用のオプション製品を購入する。
- 創意工夫して自分で製作する。
- 標準装備してある物を購入する。
※標準装備の場合、完全防水ではありませんので、もう一重の防水対策が必要になります(台風などの大嵐で無い限り大丈夫だと思います。あくまでも傘を差すと想定。)。
パソコンカバー内蔵
パソコンカバーの役割を果たす物もありますので、インナー型を購入する必要がなくなります(構造が貧弱な物もありますので必ず確認の上購入してください)。
PCバッグの種類
PCバッグの主な種類を紹介していきます。
インナー型
簡単に言えばPCカバーのことです。
主に、バッグの中に入れます。
あと、インナー型には堅めのハードと柔らかめのソフトの2種類があります。
長所
かなりの衝撃に耐えられます。
※「かなり」と表記しましたが手からの自然落下想定であり、「100mから落として」や「100人のっても大丈夫!」的なことではありません。
※手からの自然落下でも、PCの故障を完全に防ぐことは出来ません。あくまでも故障リスクを低くする保険だと思ってください。
短所
PCを直接守る構造上、それ以外をほぼ入れることが出来ません。
物を入れられるタイプもありますが、ペンやマウス程度です。
インナーという構造上、持つところがついていません(持つ部分が付いているタイプもあります)。
ハードカバー
特徴は、衝撃を全体に分散することで和らげます。
PCを直接衝撃から守るのが特徴です。
ソフトカバー
特徴は、衝撃をクッションで吸収し和らげます。
ハードよりソフトの方が、クッションなので構造上大きくなります。
様々な物を入れられるタイプもありますが、それだけかさばります。
ハード&ソフトカバー
ハードカバーとソフトカバーの二重構造になっているタイプで、構造的に一番衝撃に耐えられるタイプになります。
しかし、ソフトが含まれ少し大きく、尚且つ少し値段が高めです。
アウター型
こちらは、PCバッグ本体になります。
長所
PC以外に様々な物を入れることが出来ます。
持ち運びやすい
短所
耐衝撃性が弱いのが特徴なので、インナー型との併用になります。
手持ち、手提げタイプ
手に持ったり、肩に掛けたりするタイプになります。
長所
手頃な価格で販売されている物もあります。
手で持ったり、肩に掛けたりしますので、振動によるPCへの故障リスクを極力抑えることが出来ます。
さまざまな物を収納できます。
ほとんどの自転車の籠に乗せられます。
短所
自重の重いPCには向きません。
手や肩、腰が痛くなります。
バックパックタイプ
長所
背中に担ぐので、PCへの振動を心配する必要がありません。
手持ち、手提げタイプより重いPCを運ぶ事が出来ます。
自転車のかごに乗せられます(かごの大きさによって乗せられない場合も)。
短所
かなりの重量になるので、体に負担がかかる。
私の場合もかなり重く、星矢がクロスを担いでる様な感じです。肩ひもが切れないかいつもヒヤヒヤしています。
カートタイプ
底にキャスターが付いていて、地面に設置して移動ができます。
長所
担ぐことがないので、疲労を軽減することが出来ます。
短所
構造上、バックパックより重量が重くなります。
ほとんどの自転車の籠には入りません。
階段では、手で持って上がらなければなりません。
気を付けないと周りに迷惑をかけてしまいます。
道ばたの犬のう○こを踏むリスクがあります。
雨の日は必ず濡れますので、防水対策は絶対必須です。
キャスターを定期的に掃除する必要があります。
キャリーカート
折りたたみ式のカートになります。
バックパックが重すぎる場合、カートにくくりつけて使用します。
長所と短所は、カートタイプとほぼ同じです。
キャリーケース
旅行などに使用する大型のバッグです。
容量が大きく、ノートPCだけでなくデスクトップPCも運搬可能です。
短所はカートタイプと同じで、尚且つ大きくてかさばります。
2kg級ノートPCオススメのPCバッグ
2kg級ノートPCオススメのPCバッグは、体にやや負担が掛かりますが、バックパックタイプだと思います。
背負うことで、PCへの振動リスクを抑える事が出来ます。8,000円~15,000円ぐらいの頑丈で防水性のあるのがおすすめです。
カートタイプのPCバッグは、安くても20,000円ぐらいはしますし、上記の様に短所も多いですので私はおすすめしません。
もし重さに耐えかねた場合は、折りたたみ式のキャリーカートを購入すればいいと思います。約2,000円で購入できますし20kg~40kgまで積むことができます。
※犬のう○こが付いても金属フレームなので、水で丸洗いできます。
カートの振動対策としては、PCカバーの底にタオルを突っ込めば振動を軽減してくれます。
どこで購入すればいいのか
購入方法はいろいろとありますが、ネットで直接というよりも、巨大家電量販店等の専門店で実際に商品を手にとって調べてから購入するか判断されるのがいいかと思います。
ネットの場合、自分に合った商品かわかりませんし、すぐには来ません。返送するにしても手間が掛かります。
できるかぎり実際の商品を手にとって検討することをおすすめします。
地方都市でも必ず一軒は大型の家電量販店はあると思います。
他の用事と運動を兼ねて遠出もいいかもしれません。もしかしたら新しい発見もあるかも知れませんし……。
まとめ
いかがだったでしょうか。
かっこよく、いい素材の物は値段は高いです。
質がよく、かっこいいものより少しダサイ……地味……シンプルなものがいいかと思います。
今回は、一例で見栄えも考慮にしております。他にも、もっと合理的な方法があるかも知れません。
あと、記事の内容を参考にして、自身で創作するのも選択の一つだと思います。
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