クリップスタジオペイントの最大のネックは、やはりPCのスペックです。
この問題をどうにか解決出来ないかと思いたどり着いたのが、低価格のゲーミングPCです。
最近低価格ゲーミングPCを、ゲーム以外でイラスト制作や動画編集などに利用する人が増えてきているみたいです。
そこで、低価格のゲーミングPCの一部を今回紹介していきたいと思います。
ミドルクラスの値段でもスペックはハイエンドクラス
クリップスタジオを障害なくサクサクと動かすには、やはりハイスペックなPCがどうしても必要になってきます。それが、クリスタを購入する最大の障害でもあります。
そこで、私が色々と調べた結果ゲーミングPCに行き着きました。
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ゲーミングPCとは
ゲームをするために特化したPCで、CPU、メモリー、GPUやグラフィックなどがハイグレードにチューニングされています。しかし、ゲームをするためのチューニングマシーンだからといって、普通のPCと変わりませんというか普通以上のパフォーマンスを発揮します。
最近では、値段の割りにハイスペックなためゲーム目的では無く、マイクロソフトのオフィス等を使用した普通に使用する目的で購入される方も増えている様です。
今回は、ノートPCオンリィでご紹介させていただきます。
低スペックPCでクリスタを使うと起きる障害
- CPUの性能が低い:ペンを走らせている途中でフリーズ。
- メモリーが少ない:レイヤーを増やした時にフリーズ。突然画面が表示されなくなる。
- GBUの性能が低い:3D素材を使用するときのリアクションタイムが長くなる。
簡単なイラストなら問題にはならないのですが、作り込めば作り込むほどこの現象が顕著になります。
クリップスタジオペイントを使用する上で懸念されるPCのパフォーマンス
クリップスタジオペイントは高性能なマンガ制作用のグラフィックソフトなので、高性能なPCが求められます。
クリップスタジオを軽快にそしてクオリティな作品を作る上で必要となるPCの部品は、高性能なCPU、メモリー、GPU、ディスプレイとなります。
それをゲーミングPCに当てはめて見ます。
- CPU:ゲームを動かすためには高性能なCPUが必須=合格。
- メモリー:メモリーが低いと途中で画像がとまってしまいます=合格
- GPU:ゲーミングPCはGPUが売りなので=合格
- ディスプレイ:画像の粗いゲーミングPCは誰も買いません。フルHD以上が常識=合格
ゲーミングPCは、3CGキャラがバンバン出てきて、しかもなめらかに動かすため作られています。ハイエンドクラスなみのスペックがないとゲームプレイに支障をきたします。そのため、クリップスタジオペイントで作業するにも十分な性能があります。
低価格ゲーミングノートでの使い道
こういう用途に使用されるクリスタユーザーを対象とします。
- 部屋が狭くデスクトップPCが置けない
- ハイエンドクラスに手が届かない
- スクールに通っていてそこでも使用したい
- 多少重くても気にしない
- デザインを気にしない
おすすめゲーミングノートPCをご紹介
HP製 OMEN HP 15-ax200
※2017年12月26日で販売が終了しました。中古でのみ購入が可能となります。
キャンペーンも終了となっております。
低価格でハイスペックなゲーミングマシーン!
PCの中身
ファンが2つ装備されているので、熱処理も安心かと思います。
スペック
- Core i5-7300HQ(4コア、4スレッド)
- メモリー:8GB
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス
- ディスプレイ: 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ
- ストレージ: 1TB ハードドライブ (7200回転)
- 重量:2.24kg
このPCのポイント
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス
このタイプは、CPU内蔵型ではなく独立しておりますので、内蔵型に比べて倍以上の性能があります。GPUにはGPGPUの機能がありまして、グラフィックの処理以外にCPUの処理のサポートをする機能も備わっています。
ディスプレイ: 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ
フルHDでしかも非光沢のディスプレイなので、クリップスタジオでの作業環境は十分整っています。
このPCの短所
どんな製品にも長所があれば必ず短所がございます。その点もしっかりとご紹介します。
主な短所
- CPUがi5なので少し不安?
- DVDドライブが装備されていない
- 引き取り修理サービスが1年間のみ
- アダプターがデカい
- マウスが標準装備でない
- デザインが選べない
- 後方排気なのでそれに合わせた設置をしなければならない
CPU
CPUに関してi7ではないので少し不安になるかも知れませんが、i5ではハイスペック
な分類に入ります。そして、ベンチマークでは、ウルトラブック版のi7の性能を凌駕しています。
比較
- HP 15-ax200:Core i5-7300HQ ベンチマーク:6795
- Wacom MobileStudio Pro 16:Intel Core i7-6567U:ベンチマーク:5434
※ベンチマークの数値はサイト名「BTOパソコンミニ館(http://btopc-minikan.com/note-cpu-hikaku.html)」様の数値を使わせていただいております。
40万近くするタブレットPCのハイエンド版Wacom MobileStudio Pro 16のCPUの処理能力より上になりますので不安は無いかと思います。
DVDドライブ
最近、DVDでソフトをインストールする機会がメッキリ減りましたので、外付けのDVDかブルーレイドライブを購入されてるといいかもしれません。
約3千円でぐらいで購入できます(ブルーレイは5,000円~10,000円以上する)。
アダプターがデカい
ゲーミングPCは、かなりの電力を使いますのでこれはやむを得ないと思います。
デザインが選べない
ゲーミングPCは、どこのメーカーもこの様なデザインになります。私は、ゲーミングPCのデザインは好きですが、女性の方は特に抵抗があるかもしれません。
しかし、残念ながら女性の方が好みそうなデザインとなると、リーズナブル=低性能、高性能=高価格になります。
HP製 OMEN HP 15-ax200(i7版)
※2017年12月26日で販売が終了しました。中古でのみ購入が可能となります。
キャンペーンも終了となっております。
HP製 OMEN HP 15-ax200(i5版)との相違点
スペック
- CPU:インテル Core i7-7700HQ(4コア、8スレッド)ベンチマーク:8979
- ディスプレイ:15.6インチワイド・UHD(4K)非光沢・IPSディスプレイ(解像度 : 3840×2160)
- ストレージ:256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (7200回転)
- グラフィックボード: NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti
※ベンチマークの数値はサイト名「BTOパソコンミニ館(http://btopc-minikan.com/note-cpu-hikaku.html)」様の数値を使わせていただいております。
基本スペックの時点で私が使用している富士通のLIFEBOOK AH77/Uを上回っています。
特にすごいのが、一般ノートPCでは珍しいSSDとHDDが標準装備されている点です。
SSDを使用すればOSの起動時間や処理スピードが速くなりますので、常に使用するクリスタや処理速度を遅くする原因となるウイルス対策ソフトを入れて、あと、あまり使用しないソフト、優先順位が下のソフトとクリスタの作成データなどをHDDに記録するのがいいかとおもいます。
このPCのポイント
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050TI グラフィックス
このタイプは、CPU内蔵型(オンボード型)ではなく独立しておりますので、内蔵型に比べて倍以上の性能があります。GPUにはGPGPUの機能がありまして、グラフィックの処理以外にCPUの処理のサポートをする機能も備わっています。TIは省電力版になります。
ディスプレイ:15.6インチワイド・UHD(4K)非光沢・IPSディスプレイ
i5版のフルHDの4倍の画素数を誇る4Kを搭載し、より鮮やかで鮮明な画像になっています。
HP 15-ax200(i7版)の短所
i5版とほぼ同じ
マウスコンピュータ製 NEXTGEAR-NOTE i5320 シリーズ
こちらは、マウスコンピュータ製のゲーミングPCになります。性能クラスはHP 15-ax200(i7版)と同じになります。
デザインはシンプルで保守的な印象を受けます。
こちらのタイプもDVDドライブは装備されておりません。
最大32GBまでメモリーを搭載可能。
ゲーミングノートはちょっと……
こちらのノートPCは、現在製造販売は終了していますので、レビューとしてご確認ください。
ゲーミングノートは、独特のデザインやカラーリングなので外出先での人の目線が気になるのは当然だと思います。
そこで「HP Pavilion Power 15-cb000」を簡単にご紹介を致します。
HP Pavilion Power 15-cb000
このPCは、ゲーミングノートではなく、一般のノートPCになります。
しかし、中身は「OMEN HP 15-ax200」とほぼ同じでお値段も変わりません。
マイナーではありますが、進化もしています。
OMEN HP 15-ax200より優れている点
- スタイリッシュなデザイン
- メモリー16GB標準装備(スタンダード、パフォーマンスモデルのみ)
- すべてUSB3.1
- USB3.1 type-c搭載
などです。
詳細につきましては、以下にリンクを張っておきますのでご参照ください。
こちらのリンクは、HP Pavilion Power 15-cb000の紹介とOMEN HP 15-ax200の比較の記事になっております。
記事「HP Pavilion Power 15-cb000」と「OMEN HP 15-ax200」を比較してみた(https://annakaya.com/item/illustration-pc2)
HPオフィシャルサイト
HPの紹介ページはこちら(http://jp.ext.hp.com/notebooks/personal/pavilion_power_15_cb000)
まとめ
ここに記したのはあくまでも一例です。これ以外にも様々なゲーミングPCが存在します。ご自分のお好みやご予算に合わせてご購入されるのがいいかとおもいます。
あと、ゲーミングPCは独特なデザインですので特に女性の方はかなり抵抗があるのかと思います。
※このゲーミングPCは、ノートPCですのでクリップスタジオを使用するには、クリスタのソフトとタブレットが別途必要になります。
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