マンガ制作等作品を作る上で、必ずキャラクター表を書いているかと思います。そのキャラクター表をWordやExcelではなく、クリップスタジオで書いてみました。
あと、キャラクター表を作る意味もふくめてご紹介していきます。


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キャラクター表の作成

マンガやアニメ、テレビドラマ等で必ず必要になるキャラクター表。

初心者にとっては、なんとなく意味もわからず書いていたり、めんどくさがって(私も……)ハショって書いている場合があるかと思います。

しかし、キャラクター表は物語を作る上でかなり重要になっていきます(大作の場合は特に)。

まずは、キャラクター表の作り方をご紹介する前にキャラクター表の存在意義について説明していきたいと思います。

キャラクター表を作る意味

キャラクター表は、外見や長所、短所のみの単純なものから内面や生い立ち等の綿密なものまでさまざまあります。
大作であればあるほど、キャラクター表の綿密度も上昇していきます。
「キャラが立つ」という言葉をよく耳にしますが、それを目標に制作していきます。

キャラクター表を作らなかった場合

キャラクター表を作らなければ、ストーリーの都合でキャラの性格が突然豹変し、キャラが崩壊する恐れがあります。
あと、複数のキャラが性格面でかぶる可能性もあります。
ヒロインが4人いたとして、4人とも同じ性格のキャラが登場する作品を見れば違和感を感じます。
結局「ヒロイン、一人でいいんじゃね?」となります。

キャラクターに命を吹き込む設計図

キャラクターに個性を植え付けるのは、そう簡単なことではありません。
それに、登場人物が増えれば増えるほどそれは、難しくなっていきます。
そこで、キャラクターをデータベース化して管理していく必要性に迫られていきます。

個性の差別化

キャラクターにとって、個性の差別化は重要なファクターになります。
特に、外見より内面の方が重要になります。
例えば「おそ松くん」に登場する六つ子は、外見は見分けがつかないが、それぞれ性格が違いますので成り立っています。
六つ子の性格が、皆同じであれば六つ子の存在意義が失われてしまいます。
例え、外見が違っても同じ事が言えます。
キャラクター表は、その内面を掘り下げ個性を固めていく作業になります。

クリップスタジオでの制作

一般的にキャラクター表は、手描きやWordやExcelなどで制作します。

しかし、手描きの場合は加筆修正を繰り返すうちに用紙を傷めてしまいますし、WordやExcelは文字入力に優れていますが、デザイン的に柔軟に対応できません。

そこで今回、クリップスタジオを使用していきたいと思います。

クリップスタジオは、グラフィックソフトなので直感的にキャラクター表を書くことができます(文字の配置に少し手間が掛かりますが……)。
※他のグラフィックソフトでも制作は可能です。しかし、「ペイント」はレイヤーがないので、少し手間が掛かります。
※クリップスタジオは、はみ出した線を削除できるベクターレイヤーが使えますので、効率的に作業ができます。

用紙設定

まずは、用紙設定を行います。
※サイズは任意でかまいません。今回は、A4サイズの履歴書を参照して作成していきます。
クリップスタジオのバージョンによって、画面が違うかと思いますが、左上の「ファイル」→「新規」を左クリックします。

するとこの様なウィンドウが表示されるかと思います。

解像度が72dpiなので、プリントアウトも考慮に入れて300dpiに変更します。
まずは、解像度の数字の横にある三角のボタンを押します。
すると、72dpi~600dpiまでの選択肢が出てきますので、300dpiを選択しますと以下のようになります。

しかし、高さと幅が72dpiのままなので、300dpiのサイズに変更します。
そのサイズを変更する方法ですが、まず幅の数値が書かれている右横に「A4」と四角で囲われている部分がありますので、そこを左クリックします。
すると、様々な用紙サイズ(B5やA5など)が表示されます。
「A4」以外を選択する場合
そのまま使用する用紙サイズを選択してください。
「A4」を選択する場合
「A4」以外の用紙サイズを選択した後、もう一度「A4」を選択してください。

上記での操作後、この様になります。
高さと幅の数値が変化したことが、確認できるかと思います。
この数値が、300dpiでのA4の数値になります。

これで、300dpiのA4サイズは完成です。
しかし、A4サイズの履歴書用紙は二つ折りで納められているのはご存じかと思います。
履歴書には「A4サイズ」と書かれていますが、実はA3の用紙を使用してA4サイズにしています。
※A0を二つ折りにしてA1、A1を二つ折りにしてA2ですので、A4は、A0サイズを4回二つ折りしたサイズになります。B5も同様で、B0を5回二つ折りしたサイズになります。

A3サイズの作成

A3サイズのデーターはありませんので、独自で作ることになります。
しかし、作るのは簡単です。
二つ折りのA4を開いた状態がA3なので、幅の値を2倍にするだけです(高さの変更は不要。両方2倍にするとA2になりますので)。
この場合は、
2480 x 2 = 4960
となりますので、幅の数値に直接「4960」と入力すれば、A3サイズの出来上がりです。
※A4の時、用紙が縦ですが、今回は用紙が横になっているのがおわかりかと思います。

A3サイズをプリセットに保存

A3サイズを別の機会でまた使用する場合があるかと思いますので、プリセットに保存します。
まず、フロッピーディスクのアイコンを押します。

すると、こういうウインドウが表示されます。
次に、上の画像のように、「A3」と入力して「OK」ボタンを押して終了です。

下の画像に、四角で囲まれた「カスタム」をクリックして、そのプリセットの中に「A3」があればOKです。
これで、いつでもA3サイズが使用可能になります。

枠線を引く

用紙が設定されましたので、次は枠線を書いていきます。
線を引くとき、ラスターレイヤーよりベクターレイヤーを使用していきます。
※ベクターレイヤーの場合、はみ出た線を消すことができます。

上の画像の定規を使用して書きます。
枠線は、他の線よりやや太めの方がいいと思います。
※私は、大体の太さで線を引きました。

中央の線は、上の画像の「直線」で書きます。

横線を引く

枠線の次は、横線を引きます(縦線は後)。
枠線の中央線を引くときに使用した「直線」を使用します。
「shift」キーを押しながらすると、まっすぐ線を引くことができます。

はみ出た線を消す

上の画像の右端に、枠線からはみ出た線がありますので、それを消す作業をします。
まずは、「消しゴム」ツールを選択します。

次にツールプロパティを確認します。

画像のように、「ベクター消去」にチェックが入って、その横の「+」が3つ並ぶ真ん中(頭が青くなっている方)に選択されているかを確認します。
確認できれば次にいきます。

消したい部分に「消しゴム」を当てるとこの様にはみ出た線が消えて無くなります。

縦線を引く

横線を引き終えたら、次は縦線を引いていきます。
縦線の方も、横線同様ベクターレイヤーを使用します。

項目の入力

線引きが終われば、次に氏名や年齢などの項目を入れていきます。
まずは、各項目を下の画像のように入れていきます。

全体的には、この様に文字を入れていきます。

項目をすべて埋めるとテキストレイヤーの量が、かなり多くなりますので整理していきます。

まずは、フォルダーを挿入します。

次に、フォルダー名を「項目」に変更し、ドラッグなどでテキストレイヤーを項目フォルダーの中に入れていきます。
項目フォルダーの中に、テキストレイヤーが収納されている状態。

項目フォルダーを閉じれば、この様にスッキリします。

キャラクタービジュアル部分の加工

キャラクタービジュアルは、履歴書で言う証明写真に当たります。
ここに、キャラクターのイラストを貼り付ける形になります。
しかし、今の状態ですと下の画像のように、枠をはみだしてそれ以外の不要な部分まで写り込んでいるのがわかるかと思います。
これから、それを修正加工していきたいと思います。

今の状態は、レイヤーの層で上から、「文字」「枠線」「キャラ」「用紙」の大まかに四層に分かれています。
バックの白は用紙レイヤーの白なので、「用紙レイヤー」を非表示にするとこの様になります。
※「用紙」レイヤーはあくまでも下地ですので、移動及び加工をすることはできません。

「キャラ」画像を枠内に収めるためには、「枠線」と「キャラ」の間に白いレイヤーを挿入します。

白いレイヤーの挿入と加工

まずは、ラスターレイヤーを新たに作ります。
※レイヤーを非表示にするには、下の画像の目のアイコンをクリックして、目のアイコンが表示されなければ非表示になります。

次に「レイヤー1」から「下紙」に名前を変更します。

新たに作られたレイヤーは基本透明ですので、白く塗りつぶす作業が必要になります。

塗りつぶしツールを使って、全体を白に塗りつぶしていきます。

塗りつぶす時、ほかのレイヤーとの干渉を防ぐため「編集レイヤーのみ参照」にするか「下紙」レイヤー以外を非表示にします。
※「編集レイヤーのみ参照」を選択した場合、使用後「他レイヤーを参照」に戻します。

下紙レイヤー以外を非表示にした状態

下紙レイヤー以外を非表示にして、真っ白で表示されればOKです。

下紙レイヤーが完成すれば、レイヤーの非表示を解除し表示させてください。
そして、「枠線」と「3dtaro」の間に下紙レイヤーを移動します。

次にキャラクタービジュアルと書かれた部分を透明にします。

塗りつぶしツールを使って透明します。
透明は下の画像の下部、左から黒、白、透明になりますので、透明(グレーと白のチェッカー)をクリックします。

すると、キャラクタービジュアルと書かれた部分のみ透明になります。

下紙レイヤーのみ表示の場合はこうなります。

下紙レイヤーの下に、キャラクター画像レイヤーを挿入するとこの様になります。

文字の入力

氏名、年齢など必要項目にそって、文字や文章などを記入して出来上がりです(かなり抜けている部分がありますが……)。

まとめ

いかがだったでしょうか。
付け焼き刃でしたが、手描きやExcel、Word以外にも、キャラクター表が制作できる一例を提示してみました。
今回は、履歴書を元に作りましたが、もっとビジュアルを凝らしたキャラクター表を作ることも可能です。
よろしければ、お試しください。


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